企業への不信感は消えない

2011.12.31

たとえば、2007年1月から2009年2月までに新聞紙上に発表されたリストラ計画を株主がどう評価したかを見るために、翌日の株価の動きと1週間後の株価の動きをチェックしてみたところ、翌日の株価は確認できた72社のうち、ちょうど半数の36社では下がっていた。また1週間後では、72社のうち45社で下がっていた。上がった企業でも以前のような急激な株価上昇には至っていない。その理由は判然とはしないが、バブル
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転職のメリットデメリット

2011.12.31

少し前なら、「転職」は、断然メリットも多かったと思います。経験に即して、じっくりと見極める目を持って、職場環境も選べますし、「1度あることは、2度ある」みたいな考え方で場数を踏めば、それに比例して、人間関係や厄介な人の操縦方法も大事なポイントは掴んでいますし、状況的には殆ど把握できるので、仕事自体も1カ月そこそこ頑張れば、その会社の独特な方法もなんとなく身につけられるますし、そのリズムを保っていれ
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正規社員が感じる雇用不安

2011.12.30

企業の業績悪化に伴う整理解雇は、合理性を満たす4つの条件(1)解雇の必然性、(2)解雇回避努力義務、(3)解雇基準の公平性、(4)労働省への説明義務をクリアしない限り違法とみなされる。そのため、正規社員の解雇は実質ほとんどできない。また賃金を下げようと思っても、労働条件の不利益変更には法律上制限がかかっているため、実際には容易ではない。企業は、そのような制約があるなかで、景気低迷に対応していかなけ
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転職の場合の退職手続き

2011.12.27

転職の場合の退職手続きは、かつてと比べて格段に楽になった。これは、転職が一般的なものとなってきて、会社は、自分も他社から中途採用社員を採るし、逆に社員が辞めていく、という状況に慣れたからだ。辞める側では、ともかく「確実かつ予定通りに、できるだけ良いコンディションで、次の職場に移る」ことが目的だと意識しておくことが大切だ。かつてであれば、まず、通常は行き先を秘して退職手続きに入り、上司数名や人事部な
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細かい計画より理想の人生をイメージする方がよい

2011.12.24

仮に30歳のときに40歳、45歳の自分を想像してみても、現実はその通りになどならない。自分自身のことを振り返ってみても、その年齢になってみなければ分からなかったことはたくさんあった。それどころか、人間は明日の自分のことだってわからない。だから、「この計画に合うように職場を探してください」などと言われると、「そこまで計画を立てたのなら、自分で実行してみてはどうですか」と言いたくなってしまう。細かい計
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変動を通じて現在に至る日本型雇用システムが形成された

2011.12.23

変動を通じて形成されたシステムだが、だからといって、日本型雇用システムが維持されるのか崩壊するのか、といった問題を立てたいわけではない。そのような問題設定自体がこれまで通りのパターンであり、それは七〇年代前半の石油危機後の不況においても、八〇年代半ばの円高不況においても、同じであった。当時においても雇用調整は急速に進行し、それは非常な危機感をもって受け止められた。そして危機の意識は、その常として、
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就職に失敗かあるのは当たり前

2011.12.17

「君ね、『石の上にも三年』という言葉かあるでしょう。せめて三年は勤めないと、我慢ができない奴だと思われるよ」「あまりに短期間で辞めると、将来、君の経歴の傷になる」「転職で一度失敗したら、どんどん悪い方に転げ落ちていくから、覚えておきなさい」転職しようとする若者、特に、就職して一、二年で辞めようとする若者に対して、先輩である「大人」たちのアドバイスはネガティブで厳しいことが多い。もともと大人たちは、
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格差問題に大きな関心が集まっている

2011.12.17

格差問題に大きな関心が集まっているのは、働き手自身が雇用における「上流/下流」「勝ち組/負け組」といった二極化を実感させられているからだろう。「格差も悪いことではない」という考え方は一般論として否定すべきではないのかもしれないが、問題は現代社会が直面しているのはただの「格差」ではなく、深刻な「貧困化」を伴うものであり、それがきわめて不合理な差別を含んでいるということにある。富める者の他方の極に生み
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「暗黙の約束」は優秀な人材の引き留め手段という意味がある

2011.12.16

社員が、年功賃金の下で、若いときに安い給料で我慢するのは.長年働いたら、元を取ることができるからである。長年働いたら、若い頃の会社への「貸し」を返してもらえるという「暗黙の約束」があるのである。こうした約束が成立するのは、そのことに労使双方にとってプラスとなる面があるからである。社員にとってみれば、年功賃金は、ライフサイクルに適合的である。普通の人のライフサイクルからすると、若いときは生活にそれほ
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社会で役割を果たせる力をつけろ

2011.12.10

新卒一括定期採用は、今後どのように進化させていくべきなのか。そのことを考えるカギは、「新卒就職」を「会社に入るための行動」という概念でとらえるのではなく、「社会で自分の役割を見つけ、その役割を果たせるような力をつけるためのプロセス」と認識することにある。そのための「仕事」と「学び」の環境をどう創っていくか。そのような視点で、企業として、個人として、大学として、そして企業の採用をサポートしている私た
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求める人材のレベルが変化している

2011.12.09

いまや企業の発想は変わってしまったのに、学生やその親の意識が変わっていない。企業が人を判断する基準が変わってしまったのに、受験生とその親は相変わらず偏差値の高い大学に入れば、有名大企業という「出口」が待っていると信じ、そこに入るために多大な時間や金銭、労力を費やしている。つまり、中学・高校・大学と続く受験の世界でいい点数を取るための努力と、大学を卒業して以降、企業社会でいい成果を出すための努力がズ
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リストラの悲惨さが伝わりにくい4つの理由

2011.12.03

正社員は一人また一人とリストラされていく可能性がある。仮に大量の正社員がリストラされ失業者が町に溢れるということになれば別だが、そうでなければ、派遣切りに比べた場合、「(1)割増された退職金を受け取る人がいること、(2)きちんと人事評価が行われた上での措置であること、(3)家族の支えがあるケースも多いこと、(4)職を失って即座に自宅を失うわけでもないこと」から、それほど悲惨なイメージがない。さらに
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ふろしき残業のリスクとは

2011.12.02

ふろしき残業には、自宅に機密情報を持ち帰って紛失したり、機密情報がウイルスによってネット上に流出したりするリスクが伴う。私のような大学教員の場合には、入試問題をどこかに忘れて盗難されてしまったというケースもよく聞く。これらの事例は一つ間違えば、懲戒免職ものである。自分の忠誠心を示すために、わざわざサービス残業やふろしき残業までやって、懲戒免職されるのではたまらない。退職金はもらえないし、懲戒免職が
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